この記事では、SeciossLinkとEDR製品「SentinelOne」の連携機能の概要と設定方法を解説します。
機能の概要
SeciossLinkとEDR製品の「SentinelOne」を連携することで、エンドポイントのセキュリティ強化を実現します。
SentinelOneが不正アクセスを検知した場合、SeciossLinkに検知ログを送信します。検知ログを受信したSeciossLinkは、端末を利用しているアカウントを自動的に無効化、もしくはアクセス時にリスクベース認証を適用して追加認証を要求することで、不審な端末からのアクセスを防止してセキュリティを強化します。
(例1)通常時のログインフロー
(例2)SentinelOneで検知後、SeciossLinkでアカウント停止した場合の流れ
(例3)SentinelOneで検知後、SeciossLinkで追加認証する場合の流れ
設定の流れ
SentinelOneとSeciossLinkの連携に必要な設定は、以下のとおりです。
- SentinelOneの設定
-
SeciossLinkの設定
- クライアント証明書の設定
- リスクベース認証の設定 ※不正検知後の対応が「追加認証」の場合
- SeciossLinkのEDR設定
SentinelOneの設定
SentinelOneの連携設定をします。
- SentinelOne 管理コンソールにログイン後、左のメニューバーに表示される[ポリシーと設定]をクリックします。
-
コンソール設定 > 通知とデータ転送 にある[Syslog構成]をクリックします。
- [無効]スイッチをクリックして、 有効 に切り替えます。
- [SYSLOGホスト]の項目で、[IP Address]に slink-syslog.secioss.com 、[ポート]に 6514 と入力して、SeciossLink側の検知ログ送信先ホストとポート番号を設定します。
-
以下のリンクからサーバー証明書をダウンロードのうえ、[変更]をクリックしてダウンロードしたサーバー証明書を
アップロードします。サーバー証明書:DigiCert Global Root G2
- [情報の形式]の項目で、ドロップダウンメニューから[CEF2]を選択します。
- [SIEMトークン]の項目に、任意の文字列を入力します。
※この値はSeciossLinkの設定でも使用します。必ずお手元にお控えください。
- [TLSセキュア接続]の[オフ]スイッチをクリックし、オン に切り替えます。
- 下部の[保存]をクリックして設定を保存します。以上でSentinelOneの設定は完了です。
図 SentinelOneのSyslog構成画面の設定イメージ
表 SentinelOneのSyslog構成画面で設定する項目と説明
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 無効 (Disable Syslog) |
トグルをオンにして 有効 にします。 (英語表記の場合には、 Disable Syslog から Enable Syslog にします) |
| SYSLOGホスト (Your SYSLOG host) |
|
| 情報の形式 (information format) |
ドロップダウンメニューから[CEF2]を選択します。 |
| SIEMトークン (SIEM Token) |
任意の文字列を入力します。 ※SIEMトークンはSeciossLinkの設定にも使用します。必ずお手元にお控えください。 |
| TLSセキュア接続 (TLS secure connection) |
トグルをオンにします。 |
※項目の()は言語設定が英語の場合の表記です。設定後は必ず保存してください。
SeciossLinkの設定
SeciossLinkの設定は以下のとおりです。
- クライアント証明書の設定
- リスクベース認証の設定 ※不正検知後の対応が「追加認証」の場合
- SeciossLinkのEDR設定
クライアント証明書の設定
ユーザーの端末にクライアント証明書を導入します。
参照する記事:クライアント証明書(SeciossLink)の発行
リスクベース認証の設定 ※不正検知後の対応が「追加認証」の場合
リスクベース認証を設定します。
リスクベース認証は、SentinelOneで検知後にSeciossLinkでリスクベース認証(追加認証)を適用する場合に設定します。
※SentinelOneで検知後、SeciossLinkのアカウントを無効化する場合にはリスクベース認証の設定は不要です。
-
リスクベース認証を設定します。
参照する記事:認証ルールを設定する
※「認証ルールを設定する」>「認証ポリシーの設定」>「リスクベース認証の設定」をご参照ください。 -
認証ルールの認証方式に、「リスクベース認証」を追加します。
参照する記事:認証ルール登録
SeciossLinkのEDR設定
SeciossLinkの連携設定をします。
- SeciossLinkの管理コンソールにて、(左メニューバー)端末 > 端末 を開き、上部タブ[EDR 設定]をクリックします。
- EDR設定画面が開きます。
- [EDR 設定]の項目で、ドロップダウンメニューから「SentinelOne」を選択します。
- [ホスト名]の項目で、SentinelOneのホスト名を入力します。
ホスト名はSentinelOne管理コンソールのURLの太字部分(host-name.sentinelone.net)です。
- [SIEM Token]の項目に、SentinelOneで設定した「SIEMトークン」の値を入力します。
- [対応方法]の項目で、ドロップダウンメニューからSentinelOneが不正検知した際の対応方法を選択します。
- [追加認証]:SentinelOneが不正を検知すると、認証ルールの認証方式に加えて「リスクベース認証」で設定した認証方式を追加で要求します。
- [アカウント停止]:SentinelOneが不正を検知すると、その端末に紐づくユーザーアカウントのユーザー状態が無効になります。ユーザー状態が無効の場合、SeciossLinkにログインできません。
- [対象の端末]の項目で、SentinelOneが不正を検知した場合にSeciossLinkへのアクセスを制限する端末を選択します。
SentinelOneが選択した端末(対象の端末)で不正を検知すると、指定した[対応方法]が実施されます。- [端末]:(左メニューバー)端末 > 端末 で管理する端末が対象になります。
-
[リモート端末]:(左メニューバー)端末 > リモート端末 で管理するリモート端末が対象になります。
-
すべての項目の設定が完了したら、下部の[保存]をクリックします。以上でSeciossLinkの設定は完了です。
※EDR設定で入力及び変更された項目が反映されるまで1時間ほどかかります。
例えば、[対応方法]をアカウント停止から追加認証に変更した場合、不正アクセス検知後のSeciossLink側の挙動が
追加認証に切り替わるのは1時間後となります。
図 SeciossLinkのEDR設定画面の設定イメージ
表 SeciossLinkのEDR設定画面で設定する項目と説明
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| EDR 設定 | 「SentinelOne」を選択します。 |
| ホスト名 | 連携先SentinelOneのホスト名を入力します。 ※以下はSentinelOne管理コンソールのURLです。赤枠部分がホスト名です。 |
| SIEM Token | SentinelOneで設定した「SIEMトークン」の値を入力します。 |
| 対応方法 |
SentinelOneが不審なアクセスを検知した後のSeciossLinkの対応方法を選択します。
|
| 対象の端末 |
SentinelOneが不審なアクセスを検知した際に対処したい端末を指定します。
|
※上記すべての項目を設定してください。設定後は必ず保存してください。